IMG_0404sc.jpg
​ティアラの社会性事業展開
​ティアラの社会性事業展開

​貴金属メーカーとしての貢献とは

株式会社ティアラも創立30周年を迎えようとする数年前より「社会貢献する取組」を行おうという機運が増えました。2017年に認知症の一人歩きをサポートするためのQRキーホルダーを制作したのが始まりで、その後腕時計型にはじまり、キーホルダー、キーチェーンと来てお客様から「一人歩きする人は何も持たずに出掛けてしまう」というご意見があり、最後はボタン型にたどり着きました。

「産むは発明の母」と言いますが、その考えた商品も、また完成すると次の課題が生まれて改善を繰り返すことになり、社会貢献の道のりから逸れることもしばしば。

​ボタンにすれば「どうやって誰が付けるのか」と

時代はもう裁縫すらせず、服も使い捨ての時代です。ケアマネさんもご家族もボタンを付けていただけるような状況にない(普通の何もない家庭に比べて時間的な余裕がないと)という話や、一人暮らしの人なら更に誰がそのボタンをつけるのかと…

街のミシン屋さんに行ったら、このボタンのサイズと重さなら、通常より太い特殊な糸で縫わないとダメだよとアドバイスをいただいたり、Googleで検索しても出てこない話が次から次へと出てきました。

しかし幸せだったのは、皆さんしっかり教示していただいたことです。

​私だったら「あーーー、そこはですね」と思いながらも結局は教えてあげることもなかったはずで、自分の生き方を恥じました。反論されても嫌な気持ちになっても、時にはちゃんと伝えてあげようと。

​現在で言えばSDGsなどもそうですが、小規模企業が社会貢献することは大変だなと思いつつも積み重ねていくしかない、マラソンのようなもので、少しペースが遅れたからと言っても動揺せずに走るしかありませんね。

helpme-watchtype.jpg
2020年コロナが世界を包み込みはじめても私たちはその声をどのように反映させるか考察した結果は、本商品のDX化でした。システムと連携し瞬時に情報を共有することが重要で、ボタンやキーホルダーはアイコンであればよいという社内としては大きなパラダイムシフトでした。そのため、私たちティアラは貴金属メーカーなのでITの素養もありませんし、システム構築するにあたり外部人材を登用し、要件定義に大きな時間を費やしました。

​「誰が使うのか」という根本的なテーマと、必要最低限な機能で、利用者とその家族・知人、システムを管理運営する管理者、そして肝心なQRコードを読み込んでくれる「善意の第三者」が直観的で使いやすい、そしてわかりやすい仕組みに仕上げました。

アイコンになるQRコード付きボタンやペンダント、ピンズなどGPSやセンサーなどの機能は一切搭載しませんでした。これにより日々の洗濯で防水不要、そして電池がないので充電不要とシステム側に機能を全て持たせて、アイコンとしての機能にして発想を振り切りました。

​もしかすると、通報してくれる人はどのような人かというイメージを元にサービスを考察しましたが、当初40代男性を想定しましたが、実は通報してくれる善意の第三者はスマホを持っていて圧倒的に使いこなしている「小中高生」かもしれません。すでにヤングケアラーの問題が話題になっておりますが、関心があり通報してくれるのはきっと小中高生なのではないかと、システムの要件定義を纏めているときに思いました。
また市役所や介護、警察など関係機関を訪問しヒアリングさせていただきました。

​その集積が「見守りますクラウド」です。
見守りますクラウドロゴ.png
見P01角丸.png

必要最低限な機能とは何か、また行方不明になった際に、残された家族や友人知人が一番欲しい機能は何か。そして同様に市役所も、その関連も何が一番必要で、何が無駄かという核心の話が纏まりませんでした。しかし、通報はボタンひとつを押すだけで済むのがベストでしょうし、また市民参加型のシステムであるこの仕組みであれば、FAXで同報して情報交換しておりますが、それこそDX化しないと、FAXの前から離れて、外に出る事すらままなりません。自治体も今までと同じサービスを提供することは今回のコロナを見ていても限界です。そのため地域参加型の仕組みでないと続かないですし、そのような文化を創ることも必要だと考えます。認知症には都会も田舎も関係ないのも

どんなことがあっても結局は人が介入しますが、これからは、私たちの生活でテレビのリモコンや電卓のように、一部は政府も推進するDX化して、極力人を介さない、それは今の若い人を潰さないということにもつながるのかなと思います。

そのような形でも認知症一人歩き行方不明通報を通じて自治体職員の方、またお巡りさん、そして地方では廃線や人員削減も激しい駅員さんなどをサービスを通じて楽になってほしいと思っております。

株式会社ティアラはこれからもこのような活動や製品開発企画を続けていきます。

ご支援もご意見も両方いただけたら嬉しいです。

文責:石井利明(株式会社ティアラ 企画戦略責任者)

ec@tiara-tokyo.co.jp

2022年5月5日

0-04.png

簡単便利とは何か!

​通報ならこのようにボタンひとつで!​

​あとはシステム連携して自動で連絡

0-49.png

FAXであるとメールのように一斉送信できない。そのため最後の人には1時間後に受信します。FAXは全員に周知出来てとっても便利ですが、​また個々で連絡しあえる環境の提供も必要です。FAXがダメというわけでなく、FAXも活かして稼働出来たら最強ですね!

AdobeStock_145587390s.jpg

弊社の活動はこれからです。社会貢献できる製品を作ってみましたではなく、どのように社会に伝播するか伝道師としての活動もありますね

ご覧いただきありがとうございました。

これからもご支援ください!

​そして皆さんと何かご一緒できたらと